アルフレッサHD 10月に「スペシャリティ事業推進部」を新設 流通スキームの更なる強化へ
公開日時 2019/08/30 03:50
アルフレッサホールディングス(HD)は8月29日、子会社であるアルフレッサの社長直轄下に「スペシャリティ事業推進部」を10月1日付で新設すると発表した。同グループ内でスペシャリティ製品の流通を専門とするエス・エム・ディと一体化した事業推進体制を構築する狙い。スペシャリティ事業推進部長には、エス・エム・ディの奥田一昭取締役副社長が現職兼務のまま就任する。
アルフレッサグループは、現在進行中の中期経営計画(19-21)において、医療用医薬品卸売事業の重点施策の1つとして、スペシャリティ製品への注力を掲げ、物流機能とマーケティングの強化に取り組んでいる。具体的には、2013年に設立したエス・エム・ディを中心として、製造から流通までのトータルサプライチェーンや独自の高度温度管理物流の技術、症例単位の配送マネジメントなどを活用し、スペシャリティ製品の流通を手掛けている。
今回の組織体制の強化は、これまでに培ったスペシャリティ製品の流通の経験やノウハウに加え、アルフレッサの流通ネットワークとマーケティング力・営業力を活用することで、希少疾病の啓発を推進し、スペシャリティ製品流通のスキームをさらに強化する狙いが込められている。
なお、10月1日付でスペシャリティ事業推進部を新設し、その管轄下に「スペシャリティ事業推進グループ」を設置する。