日本製薬 新社長に武田薬品社長室担当部長の福富氏が就任
公開日時 2019/06/28 03:50
日本製薬は6月27日、代表取締役社長に福富康浩氏が就任するとのトップ人事を発表した。同日開かれた株主総会で了承された。福富氏は、親会社の武田薬品工業社長室の担当部長を務めていた。交代理由について、日本製薬は、「武田薬品の社長室や経営企画部において、グローバル経営の中枢での勤務や、国内外子会社の経営実績も豊富なため」とした。辻山博之前・代表取締役社長は退任した。
福富氏は1963年10月7日生まれの55歳。1987年に武田薬品に入社し、英国武田Limited社長や、武田薬品の経営企画部長兼社長室長、武田コンシューマーヘルスケア取締役会長を歴任してきた。18年3月には、同社の代表取締役会長兼社長に就任、19年1月からは武田薬品の社長室担当部長を務めていた。
同社は、今後について、「武田薬品のグローバル戦略のもと、より積極的に事業を展開する」とコメントしている。武田薬品は、シャイアー社の買収により、血漿分画製剤事業をグローバル事業の一部に位置付けている。