整形外科の薬剤 1処方で平均2.63剤
1位は胃炎・胃潰瘍薬レパミピド後発品 消炎鎮痛薬と併用多く
公開日時 2019/04/30 00:00
日本整形外科学会が「ロコモティブシンドローム」の概念を提唱するなど、高齢社会における運動器の重要性が注目されている。今回は、腰痛や骨粗鬆症など、運動器疾患を診療する整形外科の患者像と薬剤処方に迫ってみる。いつものように、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータを用いる。調剤レセプトベースのため、診断名に基づいた集計ではないことや点滴静注薬、関節内注射薬などは対象外であることをおことわりしておく。2018年1~12月に処方元が整形外科であった患者の性別は、男性43%、女性57%で女性の方が多かった(図1)。JMIRIは、「全体の20%に骨粗鬆症治療薬が記載されており、骨粗鬆症患者は女性が多いためではないか」と分析する。年齢区分は、...