持田、富士薬品 新規の痛風・高尿酸血症薬ドチヌラドを国内申請
公開日時 2018/12/26 03:50
持田製薬と富士薬品は12月25日、共同開発している痛風・高尿酸血症治療薬ドチヌラド(一般名、開発コード:FYU-981)について、富士薬品が同日に日本で承認申請したと発表した。富士薬品の創製品で、尿酸再吸収の抑制による血中尿酸低下作用を持つ新規の薬剤という。承認取得後は、両社で共同販促する。
痛風・高尿酸血症薬は、同市場で売上トップのフェブリクが含まれる尿酸生成抑制薬と、ユリノームなどで構成する尿酸排泄促進薬に大別される。ドチヌラドは尿酸排泄促進薬に分類される。尿酸排泄促進薬では一般的に肝障害や薬物相互作用への懸念が知られているが、ドチヌラドはこのようなアンメットメディカルニーズを意識して開発された。
両社は、「ドチヌラドにより痛風・高尿酸血症治療の新たな選択肢を提供し、患者さんのQOL向上に一層貢献できるよう努めていく」としている。