富士通九州システム 医療材料単価ベンチマークサービスを開始 約2500病院の購入単価を比較
公開日時 2017/09/05 03:50
富士通九州システムサービスはこのほど、病院向けの「医療材料単価ベンチマークサービス」の販売を開始したと発表した。病院が経営改善を迫られる中で、医療材料費の伸びが薬品費の伸びを上回る形で年々伸長し、その伸びを抑えることが重要課題になっている一方で、購入価格に関する情報は少なく対策が難しいという。このサービスでは、クラウド上に蓄積された約2500の病院の購入単価と自院の購入単価を比較できる。
8月22日の発表によると、このサービスによって▽院内の購入量と購入価格をもとに、市場価格と比較することで、購入価格の適正度が把握できる▽同じ用途の医療材料を販売する上位5社のメーカシェア率と平均値引き率を把握できる――としている。それにより病院は、購入価格や採用製品の見直しに役立て、経営改善に生かす。
同社は、医薬品・医療材料などの在庫管理や購買管理をおこなう病院物流管理システム(HOPE PDSide)を提供している。これに加え、今回「医療材料単価ベンチマークサービス」の販売を開始することで、医療材料の購入から購入実績の分析までを支援する病院物流ソリューションへ拡大を通じて、病院の経営改善支援ソリューションを強化する方針。