アストラゼネカ日本法人 社員3人が労働審判申し立て
公開日時 2017/05/31 00:00
MRから“追い出し部屋”に配置転換でアストラゼネカ(AZ)の現役社員3人が5月11日、降格や減給の基準や内容を定めた就業規則が存在しないにもかかわらず、会社側から一方的に降格・減給されたとし、地位確認と減給分の差額支払いを求めて東京地裁に労働審判を申し立てた。AZの労働組合がこの日、厚生労働省内で記者会見した。3人の社員は、MR職から極めて単純な資材管理・倉庫業務に配置転換されたことは無効だと主張。毎日30分~1時間程度のパンフレットの管理や消耗品確認などの仕事しか与えられず、いわゆる「追い出し部屋」に配置転換されたとして、会社側の措置は不当なリストラを目的としたものだと訴えている。申立書によると、3人の社員はいずれもMR歴20年以上の元ベテランMR。営業成績も良好で、全国1位の成績を複数回...