ノーベル ノベルジン錠を共同販促 あすかとメディパルHD 低亜鉛血症で
公開日時 2017/03/27 03:51
ノーベルファーマは3月24日、同日に低亜鉛血症の適応追加承認を取得したノベルジン錠25mg、同50mg(一般名:酢酸亜鉛水和物)について、メディパルホールディングス(HD)とあすか製薬との共同販促を同日から始めたと発表した。
共同販促は低亜鉛血症に関して行うもの。メディパルHDによると、これまでも同剤の流通を担当してきたが、今回、同適応症の潜在患者が多いと見て共同販促の権利を獲得、潜在患者が治療されるよう約3200人のMSが医師にアプローチするとしている。
あすか製薬は重点の産婦人科領域を対象に約280人のMRが情報活動を行うとしている。妊婦では血清亜鉛濃度が妊娠経過とともに低下することが知られている。あすかとノーベルは2016年11月30日に、産婦人科領域での医療用医薬品に関する包括的な業務提携を締結している。
なお、ノベルジンにはカプセル剤もあるが、16年11月に販売中止を公表、経過措置品目となっている。同年12月末で特約店への出荷を終了し、17年3月31日に経過措置期間が満了する。