日本新薬 肺動脈性肺高血圧症治療薬ウプトラビ錠を発売 IP受容体作動薬で初の経口剤
公開日時 2016/11/22 03:51
日本新薬は11月21日、肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬ウプトラビ錠0.2mg、同0.4mg(一般名:セレキシパグ)を発売したと発表した。肺の血管拡張などを促すプロスタサイクリン受容体(IP受容体)作動薬では初の経口剤。併用療法を含め、扱いやすさや治療の継続のしやすさがメリットになる。国内で共同開発したアクテリオンと共同販促する。
効能・効果は「肺動脈性高血圧症」。成人には1回0.2mgを1日2回食後投与から開始。忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で1回量として0.2mgずつ最大耐用量まで増量して維持用量を決定する。なお、最高用量は1回1.6mg。薬価は0.2mg1錠1407.90円、0.4mg1錠2815.80円。
同社は、PAH治療薬としてエンドセリン受容体拮抗薬オプスミット錠(アクテリオンと共同販促)、PDE5阻害薬アドシルカ錠と合わせ3種類の異なる作用機序の治療薬を扱うことになった。