バイタルケーエスケーHDとデータホライゾン データヘルス事業で業務提携 保険者と医療者橋渡し
公開日時 2016/10/03 03:50
医薬品などの卸売事業を行うバイタルケーエスケー・ホールディングスは9月28日、レセプト情報や健診情報などの分析に基づき、指導が必要な被保険者を抽出することなどを行う保険者向けデータヘルス事業を手掛けるデータホライゾン(広島市)と業務提携契約を締結したと発表した。
保険者としては、指導や受診が必要な住民をいかに実施につなげるかが課題で、実施率を高めることで医療費の節減につなげたいところ。そこを医療者側に強い基盤があるバイタル側が、保険者と医療者側を橋渡しし、医療機関・保険薬局などを介した指導や受診につながるよう支援する考え。
データホライゾンは、データヘルス事業のモデルの1つとなっている広島県呉市で糖尿病重症化予防事業で透析移行患者を減らすなどの効果を挙げたことで知られている。今回の提携により、バイタルケーエスケーHDが強い営業基盤を持つ東北地方などでのデータヘルス事業の受注拡大を目指す。他方、同事業で抽出された未受診者を保健指導や受診につなげ、地域において保健事業、早期受診・治療に向けた取り組みを、バイタル側と連携して進める。
データホライゾンは4月、九州・沖縄地方に強い医薬品卸アステムをグループに持つフォレストホールディングスと、今回と同様の業務提携を締結している。(関連記事:ミクスOnlineニュース
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