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バイタルネット 英Shield社から鉄欠乏症治療薬・フェリックマルトールの国内開発・販売権取得

公開日時 2025/04/25 04:48
バイタルケーエスケー・ホールディングスは4月22日、連結子会社のバイタルネットが英国Shield Therapeutics社との間で、Shield社が創製した鉄欠乏症治療薬・フェリックマルトール(一般名、海外製品名:ACCRUFeR)の国内における独占的開発・販売権に関するライセンス契約を締結したと発表した。今回の製品導入は、バイタルケーエスケーHDが2025年度から推進している国内未承認薬の導入支援事業の一環となる。

契約に基づきバイタルネットはShield社に対し、契約一時金1億円のほか、開発ステージや売上高の達成目標に応じたマイルストーン、及び売上高に応じたロイヤルティを支払う。バイタルケーエスケーHDコーポレートコミュニケーション部は本誌に、まずは契約を締結したバイタルネット中心で開発を進めるものの、いずれはグループ全体で開発、申請、発売、マーケティング活動を行うと説明した。

バイタルネットの一條武代表取締役社長は、「近年、新有効成分の開発品目が数少なくなっている中で、既承認薬のドラッグリポジショニングが強く推奨されており、ACCRUFeRの特性を活かしたリポジショニングでの適応症の取得に向けて、規制当局と相談しながら1日でも早く適切な患者さんにお届けできるよう努力していく」とコメント。さらに今後、全国の流通網と営業体制も整備するとした上で、「本製品の川上から川下までのバリューチェーンが完成することにより製品の付加価値の最大化を図ることができ、バイタルケーエスケーグループ全体のシナジーを最大限に引き出すことができると確信している」とも語った。

経口鉄剤のフェリックマルトールは米国で、成人の鉄欠乏症/貧血を伴う鉄欠乏症(以下、ID/IDA)治療薬として承認されている。バイタルネットによると、ID/IDAは日本で重大な医療課題となっており、米国、欧州主要5カ国、日本を含む7つの主要市場におけるID症例の約39%を日本が占める。日本におけるID/IDA治療は主に経口及び静脈内鉄サプリメントで構成されているとしている。
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