降圧剤市場「医師の使用感」の処方影響大きく、早期に評価確立する傾向も
公開日時 2016/09/30 00:00
株式会社アンテリオソリューション開発部長佐藤暢章カルシウム拮抗薬(CCB)、ARB、両剤の合剤とMRのSOV(ShareofVoice)マーケティングの代表格であった降圧剤市場。2014年にザクラス配合錠が発売されて以降、市場は落ち着いているが、現在も各社の売上構成に大きなインパクトをもつ市場である。今回は降圧剤市場を取り上げ、どのような情報ソースや要素が医師の処方マインドに影響を与えているのかを「SOC」(ShareofChannels)を用いて検証する。医師が何かしらの降圧剤を想起する際の情報チャネルは、全体では「MR」などのプロモーション系情報チャネルの影響度合いが計51%、「医師の処方感」などのノンプロモーション系が計49%だった(図1)。降圧剤を含む全治療領域による影響度合いは、プ...