GSK 抗マラリア薬マラロンの小児用を発売
公開日時 2016/06/28 03:50
グラクソ・スミスクライン(GSK)日本法人は6月27日、抗マラリア薬マラロンの小児用配合錠(アトバコンとプログアニル塩酸塩)を発売したと発表した。同剤はマラロン配合錠の1/4の含量で、アトバコン62.5mg、プログアニル塩酸塩25mg。体重5kg以上11kg未満の小児のマラリア治療と、体重11kg以上40kg以下の小児のマラリア予防に用いる。
製品名はマラロン小児用配合錠。薬価は1錠161.50円。市場予測(ピーク時初年度)は治療投与患者数2人、販売金額2.4千円(中医協提出資料)。
マラロン配合錠は、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で開発が必要とされ、2010年に同社は厚労省から開発要請を受け、12年12月に承認取得している。小児用製剤の登場で、日本でもより低体重の小児に用いることができるようなった。