オンコロジーのトップ企業には適正使用推進が不可欠肺がん専門チームを組織社内売上比20年までに60％へ「副作用マネジメントが群を抜いて優れていなければ、今後オンコロジー領域でトップ企業になることは難しい」。アストラゼネカ株式会社専務取締役執行役員の益尾憲氏はこう語る。非小細胞肺がん（NSCLC）治療薬・タグリッソの上市を控える中で、医師要件、施設要件を明確にすることや、肺がん専門チームの組織による副作用関連情報の提供に注力などの取り組みを通じた適正使用が必須との考えを示す。さらにはグローバルで構築する、安全性データベースを活用することで、投与前に適切な患者の絞り込みなどの参考となる新たな知見を得ることまで視野に入れる。2020年までにオンコロジー領域で６製品の上市を見込み、売上も社内比で60％...