田辺三菱 抗体製剤レミケード 乾癬への増量投与、投与間隔短縮の承認取得
公開日時 2016/05/17 03:50
田辺三菱製薬は5月13日、抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤レミケード点滴静注用100(一般名:インフリキシマブ)の乾癬の用法・用量で、投与量の増量や投与間隔の短縮を可能にする一部変更承認を取得したと発表した。一部の患者で同剤使用中に効果が十分維持できなくなる課題があった。同社は新たに国内臨床試験を実施し、世界に先駆けて今回の増量投与、投与間隔短縮の適応を取得した。
これまでの用法・用量は、乾癬に対して、体重1kgあたり5mgを1回の投与量として、初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与するというもの。今回の一変承認により、6週の投与以後、効果不十分や効果減弱がある場合、増量や投与間隔短縮をできるようにするが、1回の体重1kgあたりの投与量の上限は、8週間の間隔であれば10mg、投与間隔を短縮した場合は6mgとする。また、最短の投与間隔は4週間とする。