ノバルティス 閉経後乳がん薬フェマーラで中外との共同販売終了 2月から単独販売
公開日時 2016/01/07 03:50
ノバルティスファーマと中外製薬は1月6日、閉経後乳がんを効能・効果とするアロマターゼ阻害薬フェマーラ錠2.5mg(一般名:レトロゾール)の日本での共同販売を1月末で終了すると発表した。2月から製造販売元のノバルティスが単独で販売・流通を行う。
同剤は約10年前の06年5月に販売を開始。当時は、乳がん内分泌治療における世界の標準薬のひとつとして登場したが、15年6月にジェネリックが参入して競合激化している。このような市場環境や、両社の製品ラインナップ及び開発パイプラインを踏まえて両社間で協議した結果、販売提携を終了するとの結論に至った。
中外は乳がん治療薬としてハーセプチン、パージェタ、カドサイラ、アバスチン、フルツロン、ゼローダの6製品をラインナップ。ノバルティスは乳がん治療薬・関連薬として、フェマーラ、アフィニトール、タイケルブ、ゾメタ、アレディアの5製品をラインナップしている。