大鵬薬品 新規の経口抗アレルギー薬ビラスチンを承認申請
公開日時 2015/11/17 03:51
大鵬薬品は11月13日、新規経口アレルギー性疾患治療薬ビラスチン(一般名、開発コード:TAC-202)について、同日付で承認申請したと発表した。予定適応症は「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症)に伴うそう痒」。海外では車の運転などに影響がない薬剤といわれており、特に安全性プロファイルに特長がある。
同剤はスペインのファエス・ファルマ社が創製した新規有効成分の第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬。大鵬は12年7月に国内の開発販売権を取得した。海外では「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹」を効能・効果に、15年5月現在で90以上の国・地域で承認されている。
大鵬薬品は▽がん▽免疫・アレルギー▽泌尿器――を重点領域に位置付けている。抗アレルギー薬ではTh2サイトカイン阻害薬アイピーディ(一般名:スプラタストトシル酸塩)を販売している。