欧州製薬団体連合会(EFPIA)会長 カーステン ブルン氏
公開日時 2015/10/31 00:00
HTAはコストだけでなく臨床のアウトカム考慮を欧州の経験から学ぶこと2016年4月に試行的導入される費用対効果。高齢化が進む中で、薬剤費の抑制もひとつの重要な視点になる。欧州製薬団体連合会(EFPIA)のカーステンブルン会長は、英国で起きた抗がん剤について、患者のアクセスが制限されたことを引き合いに、こうした状況に懸念を示す。「日本は、すでに薬剤費が十分コントロールされている。HTAを行うのであれば、薬剤費抑制のために使うべきではない」と語り、患者のアウトカムや薬剤の臨床的価値を加味する重要性を強調する。フランスやドイツ、英国などすでに複数の国で導入が進み、メリットと課題が見えてきた欧州の経験から何を学ぶべきか。EFPIAのカーステンブルン会長に話を聞いた。(インタビュー望月英梨)。*インタ...