中外製薬 抗がん剤アバスチン 進行・再発の子宮頸がんで効能追加申請
公開日時 2015/09/18 03:51
中外製薬は9月17日、抗がん剤アバスチン点滴静注用(ベバシズマブ遺伝子組換え)の効能・効果に「進行・再発の子宮頸がん」を追加する承認申請を行ったと発表した。
今回の申請は、海外で実施されたフェーズ3(GOG-0240試験)、国内フェーズ3(JO29569試験)の成績に基づくもの。GOG-0240試験では、452人の治療抵抗性、再発または転移性子宮頸がんの患者を対象に標準化学療法(パクリタキセルとシスプラチン、またはパクリタキセルとトポテカン)単独群と、標準化学療法とアバスチン併用群の有効性と安全性を検討。アバスチン併用群で、主要評価項目である全生存期間(OS)の延長が認められ、化学療法単独群に比べ、OS中央値が16.8カ月対12.9カ月と、3.9カ月延長し、有意な差を示した。