統計分析研究所株式会社アイスタット代表取締役社長ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授（理学博士）菅民郎 担当する循環器専門医が独自にまとめた受診患者の喫煙と不整脈との関係の数表を見せられ、「リスク比やオッズ比、有意差の出し方をわかりやすく教えてほしいなあ」と言われたＭＲの志賀裕さん。自信を持ってしっかり回答できないため、いつも通り、統計の専門家・菅民郎先生に助けを求めました。まず、喫煙が不整脈につながるかどうかを「リスク」や「リスク比」を算出することで、「喫煙者は非喫煙者に比べ◇倍、不整脈につながる」ということが言えることを学びました。今回は、勘違いされることの多い「オッズ比」を教えてもらいます。 CASE.４喫煙者と非喫煙者を比較したとき、不整脈と診断された患者さんに...