第一三共 新規抗凝固薬・リクシアナ錠60mg発売 AF患者の脳卒中発症抑制、VTE治療の適応拡大で
公開日時 2014/12/09 03:52
第一三共は12月8日、抗凝固薬・リクシアナ錠60mg(一般名:エドキサバントシル酸塩水和物)を発売したと発表した。60mg錠は、新たに適応を取得した「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」、「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」において、体重60kg超の場合の標準用量となる。薬価は、1錠758.10円。
同剤は、血液凝固に関与するファクターⅩa(活性化血液凝固第Ⅹ因子)を選択的、可逆的かつ直接的に治療効果を発揮する。
用法・用量は、新たに適応を取得した「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」、「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」のいずれの場合も、体重60kg超の場合は1日1回、同剤60mgを経口投与する。ただし、体重60kg以下の場合や、体重60kg超でも腎機能や併用薬によって1日1回30mgに減量することを求めた。
同剤は、すでに「下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」の適応で、2011年7月から15mg錠、30mg錠を販売している。