米アムジェン 進行性胃がん薬のフェーズ3中止
公開日時 2014/11/26 03:52
米アムジェンは11月24日(現地時間)、日本を含めて開発していた進行性胃がんの治療薬rilotumumab(開発番号:「AMG102」)のフェーズ3試験を中止すると発表した。日本ではアステラス製薬とアステラス・アムジェン・バイオファーマが共同開発している。
米アムジェン社の発表によると、RIOMET-1試験とRIOMET-2試験(日本及びアジア諸国で実施)が行われていたが、RIOMET-1試験の独立データモニタリング委員会の安全性評価で、化学療法単独群と比べ、同剤と化学療法を併用した群で死亡数が増加したことが認められたことが中止の理由。現時点では、死亡の背景や同剤の開発上の取り扱いなどの詳細は開示しておらず、「学会ならびに論文投稿で報告される予定」だとしている。