MR統計入門 第7回 治療で生存率がどれくらいの倍率で高くなるか、それがハザード比
公開日時 2014/09/05 05:02
統計分析研究所株式会社アイスタット代表取締役社長(理学博士)菅民郎 重症心不全患者を対象に従来の標準治療に製品Zを追加して生命予後の改善をみた臨床データについて、循環器専門医から質問を受けたMRの志賀裕さん。質問を持ち帰り、統計の専門家・菅民郎先生にまたもや助けを求めました。今までに「なぜ、生存率をカプランマイヤー法で解析することが多いのか」を学び、実際にカプランマイヤー法を用いて生存率曲線を描き、理解が深まってきました。いよいよ今回はCASE.2の最終回、総仕上げです。 菅:「志賀さん、いよいよ最後の確認ポイントだ」志賀:「カプランマイヤー法による生存率曲線を実際に描いてみて、だいぶイメージはつかめました。今日はどのような内容でしょう?」菅:「まず志賀さん、...