抗凝固薬プラザキサ 第一選択かどうか 大学病院医師は肯定派多く GPは否定的 HPは賛否割れる 処方経験から「慣れた」「消化器症状多い」
公開日時 2014/05/31 00:00
長らくワーファリンしかなかった「非弁膜症性心房細動での虚血性脳卒中および全身性梗塞症の発症抑制」を適応とする新規経口抗凝固薬(NOAC)は、2011年3月発売のプラザキサ以降、新薬が相次ぎ登場した。NOACはワーファリンに必要な頻回な採血による用量設定が必要なく、食事制限の制約もない。しかし、プラザキサでは発売5か月後に薬剤との関連が否定できない出血による死亡5例の報告で安全性速報が発出されるなど改めて大出血の副作用がクローズアップされ、各社とも慎重なプロモーションに徹している。そこで今回は発売から3年以上が経過したプラザキサの現在の評価に触れたい。プラザキサの処方経験がある医師に処方増の意向を聞いたところ、処方増に積極的な「そう思う」「まあそう思う」の合計でGP45%、HP58%、大学病院...