手掌多汗症薬・アポハイド 処方の過半が20歳未満
公開日時 2024/05/01 00:00
従来、多汗症に対する保険薬は経口抗コリン薬とボトックス(一般名・A型ボツリヌス毒素)などに限られ、経口薬は口渇、便秘などの副作用が、ボトックスは対象患者(重度の原発性腋窩多汗症)や実施施設が限られることが課題だった。そのような中、2020年以降、原発性腋窩多汗症に対するエクロックゲル(ソフピロニウム)とラピフォートワイプ(グリコピロニウム)、原発性手掌多汗症に対するアポハイドローション(オキシブチニン)という外用抗コリン薬が発売され、選択肢が広がった。そこで今回は多汗症外用薬を取り上げ、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方状況を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態も分析するインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに処方...