SGLT2阻害薬の安全性を語る
公開日時 2014/04/30 00:00
責任感もった適正使用第一の情報提供低血糖、脱水症状、尿路・性器感染症など安全性に留意東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授・同大医学部附属病院長門脇孝氏肥満型の2型糖尿病患者が増加する中で、新規作用機序の薬剤として期待されるSGLT2阻害薬。一方で、低血糖だけでなく、尿路・性器感染症や65歳以上の高齢者では脱水症状や筋肉量低下などの副作用が懸念されており、安全性に留意した情報提供も求められるところだ。東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授・同大医学部附属病院長の門脇孝氏に、SGLT2阻害薬の安全性を中心に、求められる情報提供のあり方を聞いた。――SGLT2阻害薬の臨床的な有用性とは。門脇氏DPP-4阻害薬が臨床現場に登場後、日本国内での血糖コントロール状況は改善してきた。糖尿...