エイザス 製薬版ビッグデータサービス タブレット端末用いたディテール内容を自動解析
公開日時 2014/04/16 03:50
エイザス(東京都港区、西章彦代表取締役)は、MRによるタブレット端末を用いたディテールデータを全MR分収集し、この膨大なデータを自動解析した上で、面会する個々の医師にとって最適なディテールパターンをMR各自のタブレット端末上に表示させる製薬版ビッグデータサービスを始める。商標名は「マーケティングディテール」(特許出願中)。製薬企業それぞれが持つ製品別のベストディテールのノウハウを社内全MRで自動共有することで、MRから医師への効率的かつ効果的な情報提供を実現する。
MRにタブレット端末を持たせる製薬企業が増え、MRは活動データを入力するなどしている。しかし、MR管理のために運用され、活動データと製品マーケティング戦略が結びついていないことが多い。西代表取締役は、今回のサービスを提供することで、「入力したデータが製品ディテールのベストプラクティスの把握に繋がり、あらゆるディテール場面で適したディテールを即時に利用できるようになる」とし、「新しいMR活動のスタイルが構築できると考える」とコメントしている。
「マーケティングディテール」では、まずマーケティング戦略に合わせた分析モデル、データベース、ディテール用コンテンツを準備し、MRの持つタブレット端末と連動させる。そして、MRがタブレット端末で情報提供した際にデータを収集し、あらかじめ準備した分析モデルに沿って自動解析して、さまざまな医師に応じたベストディテールをMR各自のタブレット端末に表示する。同社によると、この一連の流れを1社で全て運用することは困難だが、同社ではその実現が可能としている。