機能強化型在宅支援診療所、在宅療養支援病院への訪問がカギに
公開日時 2014/04/04 05:00
第13回診療所・中小病院で進む在宅医療中小企業診断士平田雄一郎将来的な高齢化社会の進展に対応するため、在宅医療のさらなる促進が重要視されています。そのため、診療報酬上の高いインセンティブにより、各医療機関が在宅医療に積極的に取り組むための誘導が今回の改定でも示されました。在宅医療を担う点数としては、在宅療養支援診療所と在宅療養支援病院(200床未満)がありますが、前回改定(2012年度)では、機能強化型の在宅療養支援診療所、在宅療養支援病院が新設され、在宅により特化した医療を提供する医療機関に手厚い配分がなされました。前回改定時に、機能強化型を算定する施設基準は、▽常勤医師3名以上、▽過去1年間の緊急の往診実績5件以上、▽過去1年間の看取りの実績2件以上――となりました(資料1)。常勤医師を...