経口抗凝固薬エリキュース 処方医の4割 処方きっかけは「安全性の高さ」
公開日時 2014/02/28 00:00
第一選択とするかに「まだ判断できず」が7割有効性評価はこれから非弁膜症性心房細動に伴う脳卒中予防などに対する経口抗凝固薬は、長らくワルファリン(一般名)の牙城となっていたが、2011年以降、新薬の投入が相次ぎ、臨床現場でもその使い分けを含め様々な試行錯誤が始まっている。今回、この中で最も上市間もないエリキュースの評価を検証した。13年2月に上市されたエリキュース(一般名・アピキサバン、ブリストル・マイヤーズ/ファイザー)は、12年4月に発売されたイグザレルト(リバーロキサバン、バイエル薬品)と同じ第Xa因子阻害薬である。第Xa因子は血液凝固因子であり、これを阻害することで血栓ができるのを防ぐ。エリキュースの通常用量は1回5mgを1日2回投与だが、(1)80歳以上(2)体重60kg以下(3)血...