ミクス編集部は、エムスリーの協力を得て医師600人（診療所・病院各300人）を対象に「医師が求めるMR」について調査を行い、その中で質の高い情報が提供されている製品を尋ねたところ、武田薬品が販売するARB・アジルバがトップだった。２位は同じくARBのオルメテック（第一三共）で、３位にはGSKが手がける喘息・COPD治療薬アドエアが入った。１位のアジルバは「降圧効果が強い」との意見が多く挙がり、多剤との比較データを評価する意見も見られた。オルメテックは降圧効果への評価に加え、「症例提示に基づいた情報提供」などで票を獲得した。

今調査では20位内に２型糖尿病治療薬のDPP-4阻害薬３製品（ジャヌビア・MSD、ネシーナ・武田薬品、テネリア・田辺三菱/第一三共）が入り、プレゼンスの高さが伺えた。

調査はミクス編集部が毎年行っており、一般内科、循環器、呼吸器、消化器、神経内科、整形外科の各医師100人が対象。前年の調査結果と比較すると、アジルバは前回調査６位、オルメテックは同16位で、今回順位を大きく上げた。前回調査の上位品目を見ると、消化性潰瘍治療薬ネキシウム（アストラゼネカ/第一三共）が前回１位から今回５位へ、アドエアが２位から３位へ、喘息・COPD治療薬シムビコート（アストラゼネカ/アステラス）は３位から４位へとそれぞれ後退したものの、引き続き上位にとどまっている。

詳しい調査結果はMONTHLYミクス２月号（２月１日発売）に掲載した。質の高い情報が提供されている製品をまとめた（会員のみ）→こちら

※下の無料関連ファイルは上位６製品のみ