糖尿病薬ジャヌビア/グラクティブ 処方医の4割「第一選択」 「まだ判断できない」も4割 競合新薬や廉価なメトホルミンに囲まれ
公開日時 2013/09/30 00:00
現在、医薬品市場の中でもっとも激戦と言われている2型糖尿病の経口治療薬であるDPP-4阻害薬市場。その中でファーストインクラスとして登場したのがジャヌビア/グラクティブ(一般名シタグリプチン、MSD/小野薬品)である。当初から幅広い糖尿病治療薬との併用拡大を行い、DPP-4阻害薬市場のトップランナーとして君臨してきた同薬の今を検証する。同薬の今後の処方を増やすかどうかでは、処方増に積極的な「まあそう思う」以上は59%である。過去この連載で取り上げたDPP-4阻害薬のネシーナ(調査13年6月25日〜7月2日)と同率で、トラゼンタ(73%(同2月28日〜3月7日))よりも大幅に低い。医師の所属別に見ると、大学病院で「まあそう思う」以上が65%以上と最も多く、HPでは57%と最も低率、GPでは60...