NSAIDs貼付剤 モーラスGE 数量シェア2割弱と低調
公開日時 2013/05/31 00:00
患者の使用感影響か6月登場のロキソニンGEも同様?幅広い診療科にまたがる疼痛管理の中で、医療現場でその地位を確立したのが非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)である。NSAIDsは臨床現場での長きに渡る使用経験からその長所短所もほぼ知り尽くされている。その代表的な短所は服用により比較的高頻度で消化性潰瘍が発生することである。このためNSAIDs投与では胃粘膜を保護するための胃粘膜防御因子薬、胃酸分泌抑制薬などの併用がもはやスタンダードになりつつある。また、高齢者などでは、そもそもアドヒアランスなどの問題も指摘されている。そうした流れで登場したのが経皮吸収型のNSAIDs貼付剤である。とりわけ関節痛、腰痛などの整形外科領域では、貼るだけで済む貼付剤は一定の利便性を評価されている。そこで今回は...