年度越え価格交渉 20%未妥結 透明化は正念場、価格形成新局面に
公開日時 2013/05/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●大手調剤チェーン未妥結は25%、モラル問われる話題続々、時代変化の認識を●大手卸4社トップ一貫した姿勢崩さず、新年度価格交渉は行わない姿勢価格交渉は3月に入り一部で進展を見せたが、妥結率は80%にとどまった。過去にない低い妥結水準である。08年からの流通透明化、10年からの新薬創出加算、生活習慣病薬などの特許切れ、後発薬伸長などの滞留した懸案が一気に噴出する寸前の状況だ。しかし変化がはじまった。最大の変化は、卸の一貫した交渉姿勢である。卸は早くも、今年度価格交渉はないとの姿勢も打ち出した。改革は生みの苦しみ、正真正銘の正念場を迎える。大手卸4社のトップに、価格交渉の状況と改革への対応について聞いた。卸、価格交渉の姿勢変わらず調剤大手、軒並み未妥結...