インスリン療法 患者の治療費負担感強く 9割がより安い製剤希望
公開日時 2012/12/07 04:00
日本イーライリリーは、インスリン療法を受ける治療費負担について、糖尿病患者(1型含む)と医師それぞれ200人ずつにインターネットで意識調査した。それによると、患者が抱く治療に対する不満で最も多いのが治療費の高さで、90%の患者が、より安価な製剤を使用したいとの希望を持っていた。
患者の85.5%は医師の推奨されたら、より安価な製剤に切り替えたいとしているが、医師の78.5%は「患者の希望」があれば、より安価な製剤を処方するとしている。
医師の69%は治療費の高さが患者の不満であることを認識しているものの、患者に薬剤費軽減のための提案をした経験があるのは46.0%。患者も医師に治療費の相談をしたことあるのは13.5%にとどまった
調査結果について同社は、医師患者ともに治療費負担の重さが課題と認識しているが「治療費について双方の間で話し合われることが少ない実情が浮き彫りになった。双方がよりオープンにコミュニケーションを図ることができれば、患者さんの治療費負担の軽減にも繋がっていくと考えられる」としている。