医師のスマホ/タブレット端末保有率52.1% 4割が医薬品・治療法の情報収集
公開日時 2012/10/18 04:00
医療者向け情報サイトを運営するケアネットはこのほど、会員医師1000人を対象にスマートフォン(スマホ)やiPadなどタブレット端末(タブレット)に対する意識調査を行った。それによると、スマホ、タブレットいずれも保有する医師は15.7%、いずれか保有するのは36.4%で、合わせると52.1%が、いわゆるスマートデバイスを持っていることが分かった。
スマホ保有率は11年より10.6ポイント伸びて28.0%。30代以下54.2%、40代42.5%、50代以上は3割以下だった。タブレット保有率は11年より8.9ポイント伸びて29.2%。年代による偏りはあまりみられず、60代以上でも平均値に近い保有率なのは「スマホの画面では小さく見づらい」という事情もありそう。
用途で多いのは、「医学・医療に関する書籍・論文の閲覧」(スマホ29.3%、タブレット47.6%)、「医薬品・治療法に関する情報収集」(スマホ37.0%、タブレット40.8%)、「医学・医療関係のニュース閲覧」(スマホ34.2%、タブレット45.5%)。タブレットによる「患者とのコミュニケーション」は知られているところだが、14.7%という状況だった。