【診療報酬改定:注目トピック16】向精神薬の多剤投与は減算
公開日時 2012/08/08 04:00
診療報酬改定で知っておくべきトピックを、ミクス増刊号「医師と話せる診療報酬改定」(3月25日発売)から定期的に紹介するこのコーナー。今回第16回からは増える精神疾患対策。今回と次回は課題が少なくない薬物療法について、適正使用を促す点数について解説する。
薬物療法については、統合失調症などに用いる抗精神病について多剤処方の是正を促す点数を設定してきている。今回の12年度改定では、患者に抗不安薬、睡眠薬などについても3剤以上投与した場合、「精神科継続外来支援・指導料(55点 1日につき)」から2割減算することにした。
多剤投与は治療効果が見極めにくいだけでなく、副作用リスクを高め、その判断もしづらくなることから導入した措置で、向精神薬の適正使用が狙いだ。
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