眠りの男女差
公開日時 2012/06/11 04:00
眠りの研究が進むにつれ、眠りにも男女差があることがわかってきた。(医療ジャーナリスト:西村由美子)たとえば●男性は睡眠時無呼吸症になりやすいが、女性は不眠症の訴えが多い。●男性は女性に比べて夜更かし朝寝坊の傾向がある。これについては、男性の体内時計の1日が24時間よりも長いからではないかとの説がある。●睡眠実験室では、男性は寝つくのに平均23.2分かかるが、女性は平均9.3分で寝つく。●5日間睡眠不足の状態を続けたあとの反応テストでは、女性の方が男性よりも反応が鈍化しないという結果が出ている。同じ研究で、5日間の睡眠不足の後、女性は2日間の通常睡眠で回復したのに対し、男性は回復が遅かった。●女性は一般に男性よりも眠りが深く、中途覚醒が少ない傾向にある。夜中に目覚める回数は男性の方が多い。●い...