大正製薬 自社創製品のボルノレキサントで Meiji Seika ファルマと販売権許諾契約
公開日時 2025/02/07 04:50
大正製薬は2月6日、自社創製品のオレキシン受容体拮抗薬・ボルノレキサント水和物(一般名、開発コード:TS-142)について、Meiji Seika ファルマと国内における販売権の許諾に関する契約を締結したと発表した。契約に基づき、大正製薬とMeiji Seika ファルマが共同で販売および医療機関への情報提供活動を実施する。なお、ボルノレキサントは大正製薬が2024年9月に不眠症を適応症として製造販売承認申請を行っている。
大正製薬はMeiji Seika ファルマとの
販売権許諾契約について「中枢神経系領域において多くの実績や経験がある企業。パートナーとして共同販売を行うことで、新たな治療選択肢をより多くの不眠症患者様に提供していきたい」としている。
ボルノレキサントは、オレキシン受容体(OX1およびOX2受容体)を選択的に阻害するオレキシン受容体拮抗薬。大正製薬は、分布容積が小さく消失半減期が短いという薬物動態プロファイルを示すとして、「不眠症治療薬の課題の1つである『投与翌日の持ち越し効果』の懸念が少ない不眠症治療薬となり得る可能性がある」としている。
【訂正】「コ・プロ契約」との表記は「販売権許諾契約」の誤りでした。訂正します。(2月7日15時00分)