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Meiji Seika 統合失調症用薬ジプラシドンのフェーズ2開始 16年度の申請目指す

公開日時 2012/02/09 04:00

Meiji Seika ファルマは2月8日、第2世代(非定型)統合失調症治療薬ジプラシドン(開発コード=ME2112)の国内フェーズ2試験を開始したと発表した。2016年度の申請を目指す。同剤は脳内のセロトニン5-HT2A及びドパミンD2受容体を選択的に遮断することで治療効果を発揮する薬剤。創製元はファイザー。ファイザーから同剤の商業化の権利を譲渡されたラクオリア創薬からMeijiが、11年3月に国内の独占開発・販売権を取得した。

Meijiは感染症領域、中枢神経(CNS)領域、ジェネリック事業――を3本柱に「スペシャリティ&ジェネリック・ファルマ」として事業展開している。同社はCNS領域の新薬として抗うつ薬(デプロメール、リフレックス)を持つが、統合失調症治療薬はない。一方、ジェネリックでは統合失調症治療薬リスペリドン(先発品名・リスパダール)を手掛けている。

Meijiは統合失調症治療薬の新薬のラインアップに向けて、「国内外の臨床成績も活用して、新薬開発を成功させたい」としている。海外ではファイザーが製品名ジオドン/ゼルドックスとして販売しており、11年通期の世界売上は10億2200万ドル(前年比横ばい)だった。

 

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