大日本住友 多機能情報端末iPad2を全MRに導入へ CNS担当から順次
公開日時 2011/10/27 04:02
大日本住友製薬は10月26日、多機能情報端末「iPad2」を全MRに導入すると発表した。導入総数は約1700台で、営業本部の全MR約1400人のほか、グループマネジャー、学術スタッフに持たせる。導入は12年1月から。CNS事業部のMR(約200人)や特定機能病院担当のMR(人数非開示)から先行導入し、同年9月末までに導入を終える予定。同社では全MRに多機能携帯電話「iPhone4」を10年10月から導入しているが、今後は基本的に情報提供活動はiPad2で、営業報告書など労務管理はiPhone4で行う。
同社によると、iPhone4の導入によって医師の求めに応じた情報を迅速に提供できるケースが増え、情報提供活動に役立っているという。そこで、MRの情報提供活動を一層強化するため、視認性に優れ、高速画像表示や外部映像出力などの機能を搭載したiPad2を導入することにした。
iPad2では、▽対面説明やプレゼンテーション▽製品基本情報の閲覧(各種改訂案内、添付文書、インタビューフォームなど)▽各種医薬品の副作用、相互作用の検索▽製品使用症例における安全性情報の確認▽各種研修及び自己学習――などに活用する。機能は随時拡大する。このうち各種医薬品の副作用、相互作用の検索では、IMSジャパンとNTTドコモが共同開発した医療従事者専用の医薬品情報検索サイト「安心処方infobox」のアプリケーションを活用する。