がん患者サポートで新たな職種が注目!
公開日時 2011/11/07 04:00
ある日突然、がんの宣告を受け、すぐにも手術が必要だと言われたら?たいていの人は混乱してしまう。いくつもの検査を受けながら入院手続きを進め、一方で入院にそなえて仕事の段取りをつけるだけでも手一杯なのに、入院中に子どもや老親の面倒をみてくれる人を手配しなければならない場合もあるだろう。ペットもいるかもしれない。あれこれの手配で頭がいっぱいなのに、診察や検査を受けるたびに医師に聞かされる検査結果や治療内容の説明は複雑で、診察時間内には消化しきれず、質問しようにも何をどう聞けばよいかもわからない。途方に暮れたとしても、少しも不思議ではない。(医療ジャーナリスト・西村由美子)米国では、がん患者を支援するため、診断直後から患者に寄り添って患者の闘病を支援する「ナビゲータ」とよばれる新しい専門職をおく病院...