医薬品情報検索サイト「安心処方infobox」のスマートフォン版の提供開始 IMS
公開日時 2011/06/07 04:01
IMSジャパンはこのほど、医療用医薬品の安全性情報に特化した医師・薬剤師のための無料ポータルサイト「安心処方infobox」のアプリケーションを公開し、スマートフォンやタブレット型端末でも同サイトを利用できるようになったと発表した。これまではPC版のみだったが、スマートフォン版を投入することで利用者の利便性を高める。例えば病棟への移動中や往診時、また今回の震災の被災地の診療時でも情報を入手できる。同社は、「“いつでも、どこでも、すぐに”くすりの安全性情報の検索が可能になった」としている。
◎iPad無料医療アプリ 人気ランキングで1位
このアプリケーションは、同社とNTTドコモが共同開発した。利用できる機種はAndroid OS 2.1以上のスマートフォン・タブレット型端末と、アップル社のiPhone・iPadとなる。Androidマーケットには4月に、続いてApp Storeには5月下旬に公開した。App Storeの「iPad無料医療アプリ」の人気ランキングでは6月6日現在で1位となっている。検索できるのは漢方薬を含む医療用医薬品すべて。また、医薬品名や副作用名の音声入力にも対応していて、「文字入力より早く閲覧できる」(IMS)としている。
IMSの調査によると、日常診療で医師自らが医薬品の安全性情報を調べる機会は増加しており、その情報入手先はトップが書籍で39.2%、2位がインターネットで34.1%という。