米・ヘルスケア改革 無保険者への影響は?
公開日時 2010/04/05 04:00
米・カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)の医療政策研究所(TheCenterforHealthPolicyResearch)が先週発表した調査結果によれば、2008~09年の不況の中で、カリフォルニア州民の200万人以上が医療保険を失った。結果として、メディケアの対象とならない65歳未満のカリフォルニア州民のうち2009年の1年間を通じ、あるいはこの間の一部の期間無保険状態にあった人はおよそ820万人、カリフォルニア州民人口の24.3%に上ると推計されている。(メディカル・ジャーナリスト西村由美子)前回07年の調査結果と比較すると、無保険者は実数で640万人から820万人に、州民人口に占める比率では19.5%から24.3%へと大幅に増加している。この24.3%を除く、残る75%強の...