大日本住友 買収した米国セプラコール社の社長退任 後任に濱中氏
公開日時 2010/02/22 04:01
大日本住友製薬は2月19日、米国時間4月1日付で米国子会社のセプラコール社とDainippon Sumitomo Pharma America,Inc.を合併すると発表した。存続会社はセプラコール社だが、社名変更する予定。また、セプラコール社のエイドリアン・アダムス社長兼CEOが19日付で退任し、米国事業の実質的なトップに濱中三郎氏が同日付で就任したことも併せて発表した。濱中氏の現時点の役職はセプラコール社のChairmanだが、手続きが整い次第、同社CEOに就任する。
セプラコール社は大日本住友が09年10月に買収した企業。米国事業の柱と位置付けている。アダムス氏の退任は本人からの申し入れで、▽大日本住友との統合が順調に進んだ▽他の米国製薬企業の経営者になりたい――ということが退任理由という。
濱中氏は67年に武田薬品に入社し、武田薬品の米国子会社社長などを歴任した。06年7月に大日本住友に入社し、セプラコール社の取締役などを務めていた。