米食品医薬品局(FDA)は、11月17日、米NuerogesX(カリフォルニア州サンマテオ)の帯状疱疹後神経痛(PHN)治療薬Qutenza(カプサイシン)8%皮膚用パッチ剤を承認したと発表した。承認日は11月16日。
カプサイシンは、唐辛子の辛味成分。カプサイシンはすでにPHN治療薬のOTC製品として販売されているが、医療用の高濃度合成成分としては初めてFDAの審査を受けた。同剤は、非糖尿病性の末梢神経因性疼痛の適応で2009年5月にEUで承認されている。
欧州では、今年6月にアステラス製薬の欧州子会社アステラスファーマヨーロッパがNuerogesXと欧州および中東、アフリカでの商業化に関するライセンス契約を締結している。