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米食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品審査庁(EMEA)は、GCP査察情報共有・共同実施と、GCP関連法規制定に関する情報交換などを目的としたGCP査察共同イニシアチブをスタートさせる。 両機関から8月3日に発表されたもの。FDA、EMEA、欧州委員会(EC)の3機関ですでに締結されている機密保持契約履行の一環で、GCP査察を通じ、欧米での臨床試験を一層調和させ、適切かつ倫理的な実施を目指すと同時に被験者保護を確実にする。 イニシアチブの内容は、▽GCP査察計画の情報共有、タイムリーかつ効果的な査察結果の情報共有を目指しGCP関連情報の定期的な交換を行う▽相互のGCP査察情報・経験・査察手続き・知識を共有しGCP査察を共同で実施す▽GCP法令・ガイダンス情報を共有し、GCPの解釈に関する情報を共有する――などとなっている。 FDAとEMEAは、同イニシアチブのパイロットスタディを09年9月1日から18カ月間実施する。FDAのJanet Woodcock医薬品評価研究センター長は、「臨床試験に関する有限な資源を活用するために、FDAとEMEAが査察を共同で実施、情報を共有するという素晴らしい機会が生まれた」と述べた。
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