富士経済・06年市場予測 5薬効群で精神神経疾患治療剤が最高の伸び
公開日時 2006/04/03 23:00
富士経済は3月31日、精神神経疾患治療剤市場は、受診患者が増加傾向にある
ほか、統合失調症や抗パーキンソン病治療剤など新製品の発売や適応拡大など
で活性化していることから、06年には前年比7%増の3660億円に膨らむとの予
測データを公表した。注目市場としては、統合失調症治療剤が13%増加し911
億円に伸長することが見込まれるほか、片頭痛治療剤も15%増加し110億円に
拡大すると予想している。
同調査は医療用医薬品5薬効群領域に関して、患者動向や市場概況、開発状況
などを調査し、「2006 医療用医薬品データブックNo.1 No.2」にまとめたも
の。精神神経疾患以外では、循環器官用剤市場は06年に前年比6%増の1兆17
59億円、感染症治療剤は1%減の6137億円、脳疾患治療剤は5%増の1197億円、
消化器官用剤は4%減の5392億円との予測を調査結果として報告している。