EPS 組織再編でグループ会社の医療機器CRO事業を継承 デジタル技術やグローバル対応の強化図る
公開日時 2024/08/22 04:50
イーピーエス(EPS)は8月9日、同じEPSホールディングスのグループ会社であるEPメディエイトの医療機器開発支援事業を吸収分割により継承すると発表した。デジタル技術の活用やグローバル対応など医療機器CROに求められる専門性が高まる中、多様化するニーズに応えられる体制づくりを目指す。再編の実施は10月1日。
CRO事業を展開するEPSでは、分散化臨床試験(DCT)の導入・運用を通じてデジタル技術のノウハウ向上を促進。22年9月のEPSインターナショナルの吸収合併などを通じてグローバルでの対応力強化も図ってきた。一方、EPメディエイトは2020年4月にEPSから医療機器開発支援事業を継承。健康食品関連や体外診断薬、医薬品等分析などの別の事業との再編や整理を進め、ノウハウやリソースの共有でシナジーを発揮してきた。
今回の組織再編により、「医療機器開発におけるより良いソリューションのスピーディーな提供や、アジアを含めたグローバル開発ニーズへの対応、さらに海外からのインバウンド案件にも応えられる体制を整備する」としている。
なお、EPメディエイトは保健機能食品開発支援事業(食品CRO)に特化し、将来的なEPSグループ内の食品関連事業との連携も視野に取り組んでいくという。