オルガノン 片頭痛治療薬・マクサルトを承継 7月16日付で
公開日時 2024/05/09 04:48
オルガノンは5月8日、片頭痛治療薬・マクサルト錠10mgと同RPD錠10mgについて、7月16日付で製造販売承認と販売権を承継すると発表した。マクサルトは米メルクが開発したものだが、日本では2003年の発売当初から杏林製薬が製造販売(輸入)元、エーザイが販売元として展開している。今回、契約期間の満了に伴い、米メルク日本法人のMSDから分社したオルガノンがマクサルトの製造販売元及び販売元を引き継ぐことになった。
マクサルトは、5-HT1B/1D受容体に選択的に作動して片頭痛発作時に拡張した血管を収縮させ血管炎症を抑制することで、速やかに頭痛を改善する。
米オルガノンは女性の生涯を通じた健康の向上に注力するグローバルヘルスケア企業。バイオシミラー事業と長期ブランド製品(長期収載品)での事業展開により、事業開発を含めたウィメンズヘルスにおける成長機会への投資を進めている。日本ではウィメンズヘルスと長期収載品を中心に事業展開しており、今後バイオシミラーも取り扱う可能性があるとしている。