サンド アステラス製薬からファンガードの製造販売承認を承継、販売移管も 6月30日付で
公開日時 2024/05/21 04:50
サンドは5月20日、アステラス製薬が販売しているキャンディン系抗真菌薬・ファンガード点滴用25mg、50mg、75mgについて、6月30日付で製造販売承認を承継し、販売権も移管すると発表した。承継日以降はサンドが本剤の販売と医療機関への情報提供・収集活動を行う。サンドによる販売開始予定日は「7月中旬」としている。
ファンガードのグローバルにおける資産譲渡契約(2023年1月24日付)に基づき、アステラス製薬からサンドへの日本における製造販売承認の承継と販売移管の手続きを実施した。
サンドはこれまでに、ファンガードを取得するねらいについて、「サンドは三大抗真菌薬の一つであるエキノカンジン系抗真菌薬のグローバルリーディングカンパニーとなり、グローバルな病院展開と抗感染症薬ポートフォリオの強化を図ることになった」と説明している。
アステラス製薬は本誌取材に、「急速に変化する事業環境に対応し、持続的な成長を実現するため、経営資源配分の最適化を通じて事業基盤を強化している。今回の承継もその一環として行った」としている。