第一三共 研究開発子会社「第一三共RDノバーレ」の機能を移管 24年3月末に閉鎖を決定
公開日時 2023/08/08 04:50
第一三共は8月7日、研究開発子会社の第一三共RDノバーレ(本社:東京都江戸川区)の機能を移管した上で同社を閉鎖すると発表した。最先端の研究技術基盤と高品質な臨床開発機能を有するRDノバーレは、同社グループの研究開発の一翼を担うことで、革新的医薬品の創出に貢献してきた。今回の研究開発体制の再編に伴い、24年3月31日にRDノバーレは事業を終了する。
RDノバーレは、当社の創薬および臨床開発の支援業務を行う会社として2006年に第一三共RDアソシエとして設立。2011年に現在の社名に変更された。従業員数は約400人。社名にある"ノバーレ(Novare)"はラテン語の「変化させる、変革する」に由来しており、患者一人ひとりに確実に効く薬を一日でも早く届けたいという思いを実現するため、先進プラットフォームで創薬プロセスを革新し、創薬の原動力となることを目指して取り組んできた。
第一三共は今回の研究開発体制の再編について、「グループ内の強みを融合させることによる一貫した創薬研究戦略の構築・実行と迅速な意思決定、ならびにエンハーツなど5DXd-ADCsのグローバル臨床開発を強化して、研究開発の更なる生産性向上を図りたい」とコメントした。